大好きだったよ、先生。











「――――――――服部。遅刻」




「…すいません」






…あれ?
今日は笑わない。




そっか、さすがにこんなに遅刻したら本気で怒られるのか。あたりまえだよね。





「そこ座って??」 



「はい」





先生の隣はあたしの特等席。 


非常勤だから机も自由。職員室も、先生の一角ができている。


 


コツン、と先生の人差し指が机を叩く。





――――――――――キュン.









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