大好きだったよ、先生。





剣道部の顧問でもある山本先生は、短髪で、黒縁の眼鏡、がっしりした長身。


かといってすらっとしてるとことか足首がくびれてるとことかきれいな指とか…  





すべてがあたしをドキドキさせるから困る…









「宿題、やってきてんじゃん。



――――――偉い偉い」




 
「っ」


ぽんっ、と頭を撫でられる。



あつい。



顔が、あつい、って…。






「…偉いでしょ、あたし」



「おー」

 


おー、じゃないし。



好きすぎて苦しいんだけど…。







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