I love you to bits.

教室のドアまで来て分かったけど、




こいつ、頭が薄っすらプリンになってきている。




元々の髪色からして色素が薄いから、プリンだってことは中々気がつかなかった。




…名前も聞いてないし、心の中で『プリン』って呼ぼう。





「宮川ですけど。」




そうぶっきらぼうに答える。




…おっと、いくら嫌いなタイプだからと言っても




しっかり上目遣いは忘れない。




もうなんか、一種の『癖』みたいになってきてる。

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