どんなに願っても…










佑side





俺は小さい頃から隣の家に住む咲の事が
本当に好きだった





でも、咲の父親が借金作って姿をくらましてからは俺たち家族は今まで咲の家族と仲が良かったのに壊れてしまった…





それから、咲は学校ではいじめられた





俺は、最初は助けた





だが、父親に「助けるな。助けたら俺が会社を首にされるかもしれん」と泣きそうになりながら言われてしまった





まだ、幼過ぎた俺にはどうすることも出来ず次の日から咲を助けなくなった…





助けを求めていたのに助けなかった時の
咲の顔が『あぁー、やっぱりな』って泣きそうな顔をしていたのを今でも忘れない









< 15 / 36 >

この作品をシェア

pagetop