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（３）あの夜の嘘

酔いがかなり回ったハルは、目を閉じて眠そうにしていたが、それでもぽつぽつと話してくれた。

男に金を貸していること。

それも結構な金額。

でもきっと、それは貸しているとは言わないだろう。

借用証とか、絶対書いてないだろうし。

その男、完全に紐だよ。

信じられないけれど、本当にその男から利用されているんだ。