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第3章

 (1)これ以上頼れない

和馬はいつも通り早起きで、私が起きた時には朝ご飯を買ってきてくれていた。

いつも申し訳ないと思ってしまう。

それに、こうやって買ってきたもので済ませる生活も慣れない。

でも、私が勝手なことをするのも悪い気がして何もできない。

この生活もあと少しだし。

とりあえず、このままで。

和馬は、いつも通り「いってらっしゃい」って笑顔で私を送り出してくれた。

そんな笑顔、意識してなかった時はなんてことなかったのに、意識し始めたら止められない。

やっぱりこんなことをしていたら、いけないのかもしれない。
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