ページをめくって
(5)大好きだよ
今日もギリギリまで時間がかかってしまって、9時を少し過ぎてしまった。
急いで駆け下りていくと和馬が待っていた。
「ごめんね、遅くなっちゃって」
「大丈夫だよ、全然待ってないから」
「でも……」
いつも通り和馬は私の手を取った。
「あんまり言うとその口、塞ぐよ」
「え?」
「いいじゃない、もう恋人なんだから」
「エッ!あの、えっと」
おろおろする私を見て和馬は嬉しそうにしていた。
「ハル、可愛い。今ここで抱き締めたくなる」
「エェッ!」
驚かないように頑張ってるのに、いちいち反応してしまう。
すべて和馬の思惑通りに動いてしまっている気がする。
急いで駆け下りていくと和馬が待っていた。
「ごめんね、遅くなっちゃって」
「大丈夫だよ、全然待ってないから」
「でも……」
いつも通り和馬は私の手を取った。
「あんまり言うとその口、塞ぐよ」
「え?」
「いいじゃない、もう恋人なんだから」
「エッ!あの、えっと」
おろおろする私を見て和馬は嬉しそうにしていた。
「ハル、可愛い。今ここで抱き締めたくなる」
「エェッ!」
驚かないように頑張ってるのに、いちいち反応してしまう。
すべて和馬の思惑通りに動いてしまっている気がする。