ページをめくって
和馬は私の頭を撫でて「じゃあ、おやすみ」と言った。
「あの……」
「どうしたの?」
「今日はありがとう」
「服のこと?」
「えっと、それも含めて」
服を買ってくれたことも嬉しかったけど、そうじゃなくて、一緒にお出かけをして一緒に過ごせただけですごく幸せで、どうかなっちゃいそうだった。
「あれは初デートのプレゼントだからね」
今日という日に『デート』なんて名前を付けただけで、本当に特別な一日になった。
午前中、一瞬どん底に引きずり込まれたけど、すぐにフワッと明るい世界へ浮上したみたいだった。
「うん……宝物にするね」
和馬が一瞬、身じろいだ気がした。
「……そんなこと言われたら、ネジがどっかに行っちゃいそうだよ」
「え?えっと……」
「嘘だよ。ハルは可愛いね」
和馬はにっこり笑って、もう一度「おやすみ」と言った。
こんな気持ちになるなんて。
離れたくない。
和馬と一緒にいる時間を大事にしたい。
ずっと一緒にいたいよ。
明日は私の家に行く日。
大丈夫かな……。
「あの……」
「どうしたの?」
「今日はありがとう」
「服のこと?」
「えっと、それも含めて」
服を買ってくれたことも嬉しかったけど、そうじゃなくて、一緒にお出かけをして一緒に過ごせただけですごく幸せで、どうかなっちゃいそうだった。
「あれは初デートのプレゼントだからね」
今日という日に『デート』なんて名前を付けただけで、本当に特別な一日になった。
午前中、一瞬どん底に引きずり込まれたけど、すぐにフワッと明るい世界へ浮上したみたいだった。
「うん……宝物にするね」
和馬が一瞬、身じろいだ気がした。
「……そんなこと言われたら、ネジがどっかに行っちゃいそうだよ」
「え?えっと……」
「嘘だよ。ハルは可愛いね」
和馬はにっこり笑って、もう一度「おやすみ」と言った。
こんな気持ちになるなんて。
離れたくない。
和馬と一緒にいる時間を大事にしたい。
ずっと一緒にいたいよ。
明日は私の家に行く日。
大丈夫かな……。