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和馬に持ってもらった紙袋はすごく重たかったから、一度荷物を家に置いてから買い物に出かけた。

ここはすぐ近所にスーパーがあって、すごく便利。

持ってくれるとは思っていたけど、カゴは和馬が持ってくれた。

カゴを持ってもらえるなんて……、なんかすごく幸せ。

私としては最大限に甘えているんだけど、和馬はわかっているのかな。

並んだ商品を見ながら考えた。

お昼は豚肉だから、夜は魚がいいかな。

……そういえば、食べられないものがあるか、聞いてなかった。

「ねえ、和馬は嫌いな食べ物ある?」

「嫌いな物?……んー、嫌いってわけじゃないけど、生のネギとか苦手かもね。生じゃなければ平気だけど」

「ふーん、他には?」

「あとはないよ」

「そっか。じゃあ、夜は鮭とじゃがいもを炒めたヤツにします」

「う、うん。ホントにいいのかな」

「何が?」

「夜も作ってもらうことが、だよ」

どうしてそんなに気にするのかな。
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