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今日買ったパジャマを風呂あがりのハルが着ると、スーパーに売っていたとは思えないほど、すごく可愛く見えた。

僕のひいき目なんだろうか。

僕の部屋に来たハルはどこか所在なさげで、きょろきょろと困っていた。

僕が風呂から出てくるのをどんな感じで待っているんだろうと思うと微笑ましくて、クスッと笑ってしまう。

部屋に戻るとハルはベッドに座って本を読んでいた。

なるほど、そういう手があったね。

「まだ本読みたい？電気消してもいい？」

「本はいつでもいいから、大丈夫」

そう言うと、ハルは固まってしまったように見えた。

「まだ緊張してるの？」

「だ、だって……」

脱がせるとか何度も言ったからだろうか。

本当に可愛い。

そんなのを見たら、もう少し意地悪を言ってみたくなる。

「昨日はよく見えなかったから、今日は電気消さなくてもいい？」

「ダ、ダメだよ、そんなの！ヤダ、消して」

「ふーん、そうなの？どうしよっかな」

「意地悪だよ、和馬。それとも、みんなにそうなの？」

また出た、みんな！

みんな、なんて言うほど僕はお付き合いした人はいない。

どうしてそんなおかしな勘違いをしているんだろう。
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