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帰りはスーパーに寄って、相変わらず買い物をする時の可愛いハルの仕草を僕は満喫した。

でも、楽しく笑いながら帰ってきた僕らを待っていたのは、マンションの下に現れた怜奈だった。

ハルも気が付いたらしい。

「和馬、あの人来てる」

「うん、しつこいね」

ハルは当然顔を合わせるのが嫌だったらしく、僕の後ろに隠れた。

「怜奈さん、何やってるんですか?もう来ないでくださいって言いましたよね?」

怜奈は僕の方を見ずにハルに向かって言った。

「ちょっと、あなた!どうして戻って来たの?言葉の意味がわからないほどおバカさんなのかしら」

ハルは何も答えなかった。

「何言ってるんですか?僕の言った言葉の意味がわからないおバカさんはあなたでしょ?」

怜奈は目を大きく見開いた。

「そんなこと、よくこの私に向かって言えるわね!」

「本当のことですから」

「なんですって!」

怜奈が僕の方に向かって歩いて来た時、ハルが僕の後ろから出てきた。
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