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(2)母と娘
今日、私はお休みで和馬は仕事だった。
今日のお仕事はイベントらしい。
本当は和馬が仕事をしているところを見てみたいけど、今日は不動産屋さんが来るし、やっておきたいこともあるから、見に行くのはこの次にしよう。
いつも見送ってもらっているから、私が見送るのはなんだかちょっと嬉しい。
「いってらっしゃい、気を付けてね」
「じゃあ、いってらっしゃいのキスして」
「ええ?」
すぐそういうことを言って、私が赤くなるのを見て絶対に楽しんでる。
戸惑いつつも、背伸びをして軽くキスをした。
「……いってらっしゃい」
「いってきます」
和馬は満足げに微笑んで出かけて行った。
そういうところはまだ全然慣れない。
もう、このままずっと慣れないかもしれない。
夜もそうだけど……。
今日のお仕事はイベントらしい。
本当は和馬が仕事をしているところを見てみたいけど、今日は不動産屋さんが来るし、やっておきたいこともあるから、見に行くのはこの次にしよう。
いつも見送ってもらっているから、私が見送るのはなんだかちょっと嬉しい。
「いってらっしゃい、気を付けてね」
「じゃあ、いってらっしゃいのキスして」
「ええ?」
すぐそういうことを言って、私が赤くなるのを見て絶対に楽しんでる。
戸惑いつつも、背伸びをして軽くキスをした。
「……いってらっしゃい」
「いってきます」
和馬は満足げに微笑んで出かけて行った。
そういうところはまだ全然慣れない。
もう、このままずっと慣れないかもしれない。
夜もそうだけど……。