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「いいなー、私も欲しいなあ」
「それは……、山崎さんにおねだりしてみてはいかがでしょうか?」
「うん、プッシュしてみるか」
小林さんがおねだりなんてしたら、すぐに買ってもらえると思うけど。
でも、小林さんの場合、次の指輪は婚約指輪とかになるのかな。
小林さんには、噂とかで後から聞くより、先に話しておいた方がいいかなと思って、寺嶋君にキスされたことを話しておいた。
それを聞いて小林さんは「ははあ、なるほど。それで彼は必死になったんだ」と目を輝かせて言っていた。
そういうわけではないんだけど。
あの時は、突然キスなんてされて驚いた。
和馬の存在がなかったら、私、流されていたかもしれない。
でも、小林さんによると寺嶋君はけっこういろんな女の子にちょっかいを出しているらしい。
そのちょっかいに、私が全然気が付かないから面白かった、と小林さんは笑った。
「それは……、山崎さんにおねだりしてみてはいかがでしょうか?」
「うん、プッシュしてみるか」
小林さんがおねだりなんてしたら、すぐに買ってもらえると思うけど。
でも、小林さんの場合、次の指輪は婚約指輪とかになるのかな。
小林さんには、噂とかで後から聞くより、先に話しておいた方がいいかなと思って、寺嶋君にキスされたことを話しておいた。
それを聞いて小林さんは「ははあ、なるほど。それで彼は必死になったんだ」と目を輝かせて言っていた。
そういうわけではないんだけど。
あの時は、突然キスなんてされて驚いた。
和馬の存在がなかったら、私、流されていたかもしれない。
でも、小林さんによると寺嶋君はけっこういろんな女の子にちょっかいを出しているらしい。
そのちょっかいに、私が全然気が付かないから面白かった、と小林さんは笑った。