ページをめくって
しばらく考えて、やっと言葉が出てきた。
「それは確かにそう、かもね」
「でしょ?」
「うん」
「じゃあ、無理しないって約束して」
「うん、約束する。……でも私、料理は好きなんだ。だから、作りたい時は作ってもいい?」
「そりゃ、もちろん」
和馬は少しはにかんだ笑顔を向けて、私の手をギュッと握ってきた。
「……この設定、まだ続いてるの?」
「うん。続いてるよ」
結局、和馬は家に着くまでずっと手を繋いだまま、離してくれなかった。
「それは確かにそう、かもね」
「でしょ?」
「うん」
「じゃあ、無理しないって約束して」
「うん、約束する。……でも私、料理は好きなんだ。だから、作りたい時は作ってもいい?」
「そりゃ、もちろん」
和馬は少しはにかんだ笑顔を向けて、私の手をギュッと握ってきた。
「……この設定、まだ続いてるの?」
「うん。続いてるよ」
結局、和馬は家に着くまでずっと手を繋いだまま、離してくれなかった。