芸能人とスキャンダル!?―ありえない恋―

「竜雨君、どうしたん?」


ソファーに腰掛ける竜雨君に、お茶を出した。


「用なかったら来たあかんの?」


「いや、ええよ?」


何や今日はエライ挑発的やな(笑)


「春馬、お前気ぃ付けた方がええで?」


「何が・・・?」


「変な奴居ったで。」


予想に反する言葉。


竜雨君が言う変な奴とは、
何ちゅうか・・・、
常識のないファンの子達の事。


応援してくれんのは嬉しいんやけど、中にはそんな子達も居る。


最近はとくにやなぁ・・・。


「笑美・・・大丈夫かな?」


「お前が守ってやればえぇやろ。」


・・・格好えぇ。


さすがやん、竜雨君。


「ただいま〜♪」


何も知らずに、背景に花咲かせながら帰ってきた笑美。


「笑美〜?」


「んー?」


「変な奴居ったか??」


ストレートに聞いた竜雨君。


「変な奴・・・?」


会ってないみたいやな。


・・・・もしくは自覚なしか?


ありえるな。


< 159 / 304 >

この作品をシェア

pagetop