芸能人とスキャンダル!?―ありえない恋―


何で素直になれなかったのかな?

何で、「好き」その一言が・・・・


言えなかったんだろう。


「自由なの今日だけだし、精一杯楽しむぞ〜ッッ!」


『お〜っ!!!!』


何だかんだで、結局は仲が良くて盛り上がってた。


それより何より・・・・・・・


優とくっつけなくちゃ!!!


「あっち行こ〜?」


「あ、うん・・・・・・。」


ここ、って・・・・


地元・・・だよね・・・。


━着信:お姉ちゃん━


「あっ、ちょっとごめん」


お姉ちゃんからの着信に、みんなの輪から抜けた。


「もしもし・・・・?」


『笑美、ニュース、見た?』


「・・・え?ううん。」


喋り方が何となくいつもと違くて、その先の言葉を聞くのが恐かった。


『・・・春馬君・・・』


その名前を聞くだけで、びっくりするくらい胸が震えた。


見ないように、してたのに。


どうして離れたい時に、


離れなくちゃいけないのに。


離れさしてくれないの?


『入院したって・・・。』


「えっ・・・」


あまりの衝撃に、携帯を落としそうだった。


食い止めたのは、最後まで聞かなきゃいけない気がしたから。


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