芸能人とスキャンダル!?―ありえない恋―


「はい、」


「ビール頼んだんですけど、」


「すいません、今用意しますので・・・」


その店員は、中に消えてった。


「本当、すいませんでした。」


今度はあっという間にビールがきて、やっと店員は顔を上げた。


「・・・っ笑美・・・」


「春君・・・と竜雨君・・・。」

俺が昨日見つけたんは、ゴミを捨ててた笑美やった。


「・・・・」


やっと会えたのに、何も言わない二人。


ほんま・・・何なん?
この二人。


「私・・・忙しいから、行くね」

逃げるように中に消えた笑美。


俯いたまんまの春馬。


何やねん、


「俺トイレ行くわ」


「えっ・・・ちょっ」


笑美も何やねん、あの二人見てっとイライラしてくんねん。
< 270 / 304 >

この作品をシェア

pagetop