冬に咲くヒマワリ



人の未来を背負う、なんて簡単じゃない事ぐらいわかってる。


だけど、君が傍に居れば

傍に居てくれれば。





いくらだって
強くなれるような気がするんだ。



頼りない俺だけど
金の価値もよくわからねぇ俺だけど

君と子供を守る為なら。





「…ヒロくん?」

「ん?どうした?」

「…あのね、」



喧嘩する夜も
涙を流す日々も

そんな時もある。




だけど、二人なら

きっと。





「大好き。」


君の涙が、俺を強くして

君の笑顔が、俺を大人にさせてゆく。






「俺も、世里菜が…。」


何より、君が

好きだから。






【何より、君が】fin,


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