冬に咲くヒマワリ



「食事会…?」


しばらく気まずい雰囲気だった俺達は、コピー機の前で話してから3日後、再び喫煙室で会った。

だけど玲の言葉は
俺の想像を遥かに越えていて。



五十嵐が誘われた取引会社の新垣社長との食事会に誘われたのだと言う。

だから、合コンには行けないって。




だけどそれって…。




「玲、お前まさか…。」

「…………。」

玲はそのまま煙草を持ちながら黙り込んだ。



「ま、そうゆう事。替わりの女の子、見つけておくからさ。」

そう言って、まだ長い煙草を押し付けて消した玲は立ち上がって喫煙室を出て行こうとする。



…嘘だろ?
マジで、五十嵐の事…。


だって、あいつ彼女が居るんだぞ?

それなのに……。




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