極上笑顔の上司
中に入るべきかしら?
どうしようかと、お店の前で一瞬
立ち止まって考えていたら、
すっと扉が開いた。
「いらっしゃいませ。
えぇっと、綾菜ちゃん??」
「は。。はいっ。」
「あら、美人さんねぇ。
どうぞ。」
「はぁ。おねぇさんの方が・・・」
すっごい、美人。
というか、色気のオーラが半端ない・・・。
私が見ても
ドキドキしちゃうくらい
美人~~。
おねぇさんはくすくす笑って、
私を中に招き入れた。
中は、シンプルな作りで中央にある
観葉植物がやけに印象的。
「あの・・・」
「なぁに?綾菜ちゃん。」
「これって、海人部長の指示・・でしょうか??」
美人のおねぇさんはまた、上品に笑って
「やだ、指示だなんて、
仕事の延長みたいじゃない??」