極上笑顔の上司

利理ちゃんに話をしたいけど、
こんな日に限って、
利理ちゃんは年休。

もう。

タイミング悪い・・・・



はぁ。
まったく
なんだか昨日からもやもや。


気持ちが晴れない。



とりあえず、
いつもの様に、
コーヒーメーカーに
水を灌ぐ。

「あっ。
 綾菜さんっ。僕が--」

いつもの様に香川君が
笑顔で近づいてくる。

「おはよ~。
 大丈夫だよ・・・」

「綾菜さんっ。
 夕べは大丈夫でしたか?!
 無事に乗り切れましたか?」

「大丈夫って・・・」

思わず苦笑。

別に、戦いに行ったわけじゃないし。

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