7年越しのラブストーリー
【繁幸Side】
真尋兄ちゃんと高野のフリースロー対決。
高野の先攻で始まる。
最初の5投は、お互いに外さなかった。
そして予想通り、サドンデスになる。
高野は外さない。
真尋兄ちゃんも、確実に決める。
勝負は時間がかかりそうだ。
少しのブレ、少しの気の緩みが勝負を左右する。
1投1投を真剣に、かつ丁寧に放っていく2人。
隣にいる浅井は真剣に勝負を見つめ、真尋兄ちゃんが決めるたび、ホッとしているのが分かった。
―本当に真尋兄ちゃんのことが好きなんだな―
そう感じた。
お互いに20球目を投げた。
最初は、シュートが決まるたびに拍手をしていたギャラリーも、今は拍手も忘れ、勝負の行方を見守っている。
次は21投目。
高野がボールを持ち、シュート体制に入った。
真尋兄ちゃんと高野のフリースロー対決。
高野の先攻で始まる。
最初の5投は、お互いに外さなかった。
そして予想通り、サドンデスになる。
高野は外さない。
真尋兄ちゃんも、確実に決める。
勝負は時間がかかりそうだ。
少しのブレ、少しの気の緩みが勝負を左右する。
1投1投を真剣に、かつ丁寧に放っていく2人。
隣にいる浅井は真剣に勝負を見つめ、真尋兄ちゃんが決めるたび、ホッとしているのが分かった。
―本当に真尋兄ちゃんのことが好きなんだな―
そう感じた。
お互いに20球目を投げた。
最初は、シュートが決まるたびに拍手をしていたギャラリーも、今は拍手も忘れ、勝負の行方を見守っている。
次は21投目。
高野がボールを持ち、シュート体制に入った。