7年越しのラブストーリー
真尋くんに勧められシャワーを浴びた。
スッキリして脱衣所で着替えようと鏡を見る。
と、首筋や胸元に紅い斑点が…
これって、キスマークってやつですか??
イヤだ、恥ずかしい…
顔に熱が集まるのが分かった

着替えてリビングに行くと、テーブルには、トーストとカフェオレ·スクランブルエッグにサラダが用意してあった。

「朝ごはん、食べられるか?」
真尋くんに聞かれ、頷いて席についた。

「「いただきます」」
一緒に朝食を食べる。
このシチュエーションも、ちょっと…いや、かなり照れる。

「今日だけど、帰りに千夏の家に寄るからな」
食べながら、真尋くんが言った。
「ん?いいけど、どうしたの?
お兄ちゃんに用事?」
聞き返すと、
「いや。おじさんとおばさんに、『千夏と付き合ってる』って報告に」
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