7年越しのラブストーリー
その次の日、真尋くんの家に行くことになった。
駅で待ち合わせて、途中のスーパーでお土産を買って行く。
今日は平日。
お父さんは仕事で、家にはお母さんとお姉さんがいるということで、マドレーヌを買って行くことにした。
お土産の袋を持ち、真尋くんの家に向かう。
すごく緊張する!

「ただいま」
真尋くんが家のドアを開ける。
「おかえり、真尋」
と出迎えてくれたのは、背の高い綺麗な女の人。真尋くんの3才上のお姉さんだ。

「こんにちは。
母さん、ちょっと買い物に行ってるけど、すぐに帰ってくるからあがって待ってて」
玄関に立ったまんまの私に気付き、声をかけてくれた。
私は、
「お邪魔します」と言って、真尋くんについてお宅にあがらせてもらった。

先に真尋くんの部屋に案内された。
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