7年越しのラブストーリー
「あと、真由のこともイジメないでね。
真由は、私の妹みたいの存在なのよ。
"私、関係ありません"って、知らない顔で、結局、真由とシゲくん、そして私を傷つけて…。
同じことがあなたの身にも起きると思ってね。
あなたが友達だと思っている人が、学校であなたの誹謗をしているらしいわよ。
気をつけてね」

それだけ言うと、塚原さんは公園を出て行った。
真由も彼女について出ていく。

残された私は、しばらくそこから動けなくて…

真由のこと…
佐藤くんのこと…
真尋くんのこと…
真尋くんのバスケのこと…
アメリカ留学のこと…
塚原さんのこと…
いろいろ考えなくちゃならないことがあり、
だけど、現実逃避で考えたくなくて…

翌日から、私にとって最悪な日々がはじまった。
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