7年越しのラブストーリー
失うもの·得るもの
球技大会、女子バスケの決勝は、2年生対3年生の対決になった。
1年生との試合で古傷の膝を痛めてしまった私は、この決勝はベンチから応援することになった。
さっきまで試合に出ていたから、見てるだけで体を動かしたくなってしまう。
部活でマネージャーをしているときは大丈夫なのに…
やはり身体が、あの躍動感を思い出してしまったせいだろうか…?
試合は終始2年生のペースで進んで行く。
ディフェンス中心の薫·ガードの中野さん·センターの真由·3人をサポートする遥と祐子。5人がバランスよく役割を果たしていた。
「ねぇ浅井さん。
後半の残り5分だけでも出てみない?
もちろん、無理にとは言わないけど」
ハーフタイムにそう声をかけてくれたのは中野さん。
真由も頷いて、
「千夏が大丈夫だったらいつでも出ていいよ」
と言ってくれる。
1年生との試合で古傷の膝を痛めてしまった私は、この決勝はベンチから応援することになった。
さっきまで試合に出ていたから、見てるだけで体を動かしたくなってしまう。
部活でマネージャーをしているときは大丈夫なのに…
やはり身体が、あの躍動感を思い出してしまったせいだろうか…?
試合は終始2年生のペースで進んで行く。
ディフェンス中心の薫·ガードの中野さん·センターの真由·3人をサポートする遥と祐子。5人がバランスよく役割を果たしていた。
「ねぇ浅井さん。
後半の残り5分だけでも出てみない?
もちろん、無理にとは言わないけど」
ハーフタイムにそう声をかけてくれたのは中野さん。
真由も頷いて、
「千夏が大丈夫だったらいつでも出ていいよ」
と言ってくれる。