7年越しのラブストーリー
「それと千夏。
お前、週刊誌の記事が出てから、なにかで変わったことなかったか?」
「えっ…?
…大丈夫だよ」
「本当か?
学校で噂されたり、友達に無視されたり…」
「真尋くん!
それで私のこと悪く言う人は、友達なんかじゃないから」
「…そっか」
「うん…。
心配してくれてありがとう。
日曜日、楽しみにしているね」
最後にそう言って、私は電話を切った。
久しぶりに聞いた真尋くんの声。
素直に嬉しかった。
また、すぐに真尋くんに会えることも嬉しい。
でも。
やっぱり留学の話は本当なんだ。
真尋くんと離れてしまうのは寂しいけど、バスケが大好きな真尋くんを、しっかり見送ってあげられるかな?
それとも…
『行かないで』、『そばにいて』って、わがまま言ってもいいのかな?
そんなことを考えて、その日は眠れぬ夜を過ごした―
お前、週刊誌の記事が出てから、なにかで変わったことなかったか?」
「えっ…?
…大丈夫だよ」
「本当か?
学校で噂されたり、友達に無視されたり…」
「真尋くん!
それで私のこと悪く言う人は、友達なんかじゃないから」
「…そっか」
「うん…。
心配してくれてありがとう。
日曜日、楽しみにしているね」
最後にそう言って、私は電話を切った。
久しぶりに聞いた真尋くんの声。
素直に嬉しかった。
また、すぐに真尋くんに会えることも嬉しい。
でも。
やっぱり留学の話は本当なんだ。
真尋くんと離れてしまうのは寂しいけど、バスケが大好きな真尋くんを、しっかり見送ってあげられるかな?
それとも…
『行かないで』、『そばにいて』って、わがまま言ってもいいのかな?
そんなことを考えて、その日は眠れぬ夜を過ごした―