7年越しのラブストーリー
振り返ると、お兄ちゃんと、同じ高校の制服を着た女の人がいた。
女の人は、断りもなく真尋くんの隣に座ると、
「真尋も学校に用事があった…わけじゃないよね」と話しかける。
「あぁ。彼女とランチに来ただけ」
真尋くんは答えたが…、
その言い方じゃ、一緒にいる私が、真尋くんの彼女="恋人"のように聞こえるんじゃない?
「えっ…」
とつぶやき、その人は、いま気付いたように私を見た。
私の隣にお兄ちゃんが座り、説明をしてくれた。
「塚原。こいつは俺の妹で千夏。
で、こっちは俺たちの同級生の塚原咲智(ツカハラ サチ)。
今日は卒業式のことで、俺と塚原が学校に呼ばれたんだ。
終わったのが1時近くだったから、ここでランチ食べて、帰ろうとしたときに、塚原が真尋を見つけたんだ」
女の人は、断りもなく真尋くんの隣に座ると、
「真尋も学校に用事があった…わけじゃないよね」と話しかける。
「あぁ。彼女とランチに来ただけ」
真尋くんは答えたが…、
その言い方じゃ、一緒にいる私が、真尋くんの彼女="恋人"のように聞こえるんじゃない?
「えっ…」
とつぶやき、その人は、いま気付いたように私を見た。
私の隣にお兄ちゃんが座り、説明をしてくれた。
「塚原。こいつは俺の妹で千夏。
で、こっちは俺たちの同級生の塚原咲智(ツカハラ サチ)。
今日は卒業式のことで、俺と塚原が学校に呼ばれたんだ。
終わったのが1時近くだったから、ここでランチ食べて、帰ろうとしたときに、塚原が真尋を見つけたんだ」