7年越しのラブストーリー
会計は真尋くんがしてくれて、手を掴まれたまま外に出た。
「千夏さぁ、3月14日空けておいて」
真尋くんにこう言われたのは、しばらく歩いてから。
それまで何もしゃべらなかったし、突然だったので、私は思わず「えっ!」と聞き返してしまった。
そしたら、
「この前、映画に付き合ってくれたし、チョコレートのお礼もしたいから、ホワイトデー空けておいて」
こう言われた。
「真尋くん。お礼なんていらないよ。映画、私も見たかったから、誘ってもらって嬉しかったし」
また真尋くんに奢ってもらうのがイヤで、何とか断ろうとしたが…
「ごめん。
お礼じゃなくて、俺が千夏と出掛けたいから。だから、空けておいて」
そう言われたら、
「分かった」と頷くしかない。
だって…
私も真尋くんと出掛けたいから…
「千夏さぁ、3月14日空けておいて」
真尋くんにこう言われたのは、しばらく歩いてから。
それまで何もしゃべらなかったし、突然だったので、私は思わず「えっ!」と聞き返してしまった。
そしたら、
「この前、映画に付き合ってくれたし、チョコレートのお礼もしたいから、ホワイトデー空けておいて」
こう言われた。
「真尋くん。お礼なんていらないよ。映画、私も見たかったから、誘ってもらって嬉しかったし」
また真尋くんに奢ってもらうのがイヤで、何とか断ろうとしたが…
「ごめん。
お礼じゃなくて、俺が千夏と出掛けたいから。だから、空けておいて」
そう言われたら、
「分かった」と頷くしかない。
だって…
私も真尋くんと出掛けたいから…