7年越しのラブストーリー
恋に気付く瞬間(トキ)
ゆっくり唇が離れると、私は思わず真尋くんを見上げた。
「俺の"好き"は、千夏にこうしたいってこと」
私を抱きしめながら言う。
「触れたいし…、キスしたいし…、抱きたい。
でも…、千夏の"好き"は、違うだろ?」
そう聞かれたら、私は頷くしかない。
だって…、
私の真尋くんに対する"好き"は、お兄ちゃんに対するような"好き"だから。
だから、恋愛感情はない。
でも…。
真尋くんにキスされて、イヤだとは思わなかった。
それがどういうことか、今の私には分からない。
気付くのは、もう少し先のこと。
「千夏、そんな顔するな。
お前を困らせたくて告ったわけじゃない。
いつもの千夏でいろ。
いつも笑顔の千夏が、俺は好きなんだから」
真尋くんはそう言って私の頭を撫でた。
「俺の"好き"は、千夏にこうしたいってこと」
私を抱きしめながら言う。
「触れたいし…、キスしたいし…、抱きたい。
でも…、千夏の"好き"は、違うだろ?」
そう聞かれたら、私は頷くしかない。
だって…、
私の真尋くんに対する"好き"は、お兄ちゃんに対するような"好き"だから。
だから、恋愛感情はない。
でも…。
真尋くんにキスされて、イヤだとは思わなかった。
それがどういうことか、今の私には分からない。
気付くのは、もう少し先のこと。
「千夏、そんな顔するな。
お前を困らせたくて告ったわけじゃない。
いつもの千夏でいろ。
いつも笑顔の千夏が、俺は好きなんだから」
真尋くんはそう言って私の頭を撫でた。