7年越しのラブストーリー
そうそう…
金曜日のメインイベントには、ミスとミスターのコンテストがある。
生徒全員が、ミスとミスターに1票づつ持っている。
―6年前、お兄ちゃんが準ミスターをとってきたっけ。
そのときのミスターは、真尋くんだったらしいけど―
集計があるので、ミスとミスターの投票が押し迫っていた。
うちのクラスの実行委員は、実穂と山下くんだ。
「薫、千夏。投票の締め切りは、今日の放課後までだからね」
そう実穂に言われても、誰に投票していいか分からない。
「浅井に宮野。迷っているなら、この俺に清き1票を!」
ふざけてそう言うのは平岡くん。
う~ん。
そういうのもありかな?
迷った末、ミスには薫の名前を、ミスターには前バスケ部キャプテンの前野克幸(マエノ カツユキ)先輩の名前を書いて投票した。
金曜日のメインイベントには、ミスとミスターのコンテストがある。
生徒全員が、ミスとミスターに1票づつ持っている。
―6年前、お兄ちゃんが準ミスターをとってきたっけ。
そのときのミスターは、真尋くんだったらしいけど―
集計があるので、ミスとミスターの投票が押し迫っていた。
うちのクラスの実行委員は、実穂と山下くんだ。
「薫、千夏。投票の締め切りは、今日の放課後までだからね」
そう実穂に言われても、誰に投票していいか分からない。
「浅井に宮野。迷っているなら、この俺に清き1票を!」
ふざけてそう言うのは平岡くん。
う~ん。
そういうのもありかな?
迷った末、ミスには薫の名前を、ミスターには前バスケ部キャプテンの前野克幸(マエノ カツユキ)先輩の名前を書いて投票した。