【続】俺を嫌いになればいい。





パッと離された襟首を整える智輝君に、飛鳥はわたしを庇うように言う。





「お前だって紗絢の事言えないだろ」

「はあ?」

「あれだけ泣いてた癖によくからかえるな」

「お、お前…っ!」





ハッと嘲る飛鳥を憎たらしそうに睨み付けた。





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