【続】俺を嫌いになればいい。





「ああもう!何だよお前等!

ウザいくらいのラブラブッぷりじゃね!?

数分前まで“別れるぅ”とか“嫌い〜”とか泣いて別れ話してたお前等はどこ行ったんだよ!」

「…知るか。いつの話だ」

「今さっきだっつうの!」





イライラして叫ぶ智輝君は、少し印象と違う。



澄ました感じで苦手意識があったけど、親近感が湧いた。





「お前、俺と別れるのか」

「え、ううん」

「こう言う事だ」

「どういう事だ」





強制的に会話を終わらす飛鳥に、ピキッと青筋を立てる智輝君。





< 196 / 430 >

この作品をシェア

pagetop