【続】俺を嫌いになればいい。





杞憂に終わらず、嫌な予感が的中した。赤い血だまりは広がり、止めどなく溢れる血が、智輝の呼吸を荒くする。





「…お、い…嘘だろ?」





恐る恐る血まみれの飛鳥に近寄る。


そのふらふらした足取りをする智輝の肩を、近くにいた男性が掴む。その傍には青褪めた顔をするトラックの運転手。





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