幼なじみでも恋していいよね?!
………5分後。
「ゆい!準備終わったぜ!早くしねぇと遅刻しちまうぞ!」
玄関で仁王立ちして、2階から降りてくるあたしのことを待つ悠大。
「なによ、その言い方〜!あんたが遅刻したんでしょーが!」
バタバタと慌てて2階から降りるあたしは、最後の5、6段で足を滑らせてしまった。
ーーーーズルッ
「きゃ…っ!」
ーーーーードスン!
こ、こんなとこで階段から落ちるなんてあたし鈍臭すぎっ!
おそるおそる目を開けてみると、
「……? あれ、痛くない……」
すると下から声が。
「………ってぇ!!」
…………え!?
悠大?!?!