マンガみたいな事が起きました。*続*


甘い情事がおわり、
素肌が触れ合うベッドの上。


微かな意識の中で渉の温もりを感じる。


「今週の土曜、久しぶりに出掛けよう。
舞の好きな水族館にでも行くか」


「うん」


あたしの好きな水族館は車で3時間程度の所にある。


水族館なら真っ暗で人の顔もわからないだろうし、あの空間は世界から切り離されたような感覚になれる。


発光するクラゲが一番好き。


ふわふわと漂うクラゲを見ていると癒される。

イルミネーションをしなくても、
自然に光を放っているっていうのも好きな特徴の一つだ。


「楽しみ……」


渉とデートということもあり、
すごく幸せに満ちながら意識を手放した。

       


         舞side  終

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