マンガみたいな事が起きました。*続*


「………もしかして、」


無表情な彼の顔つきが一変した。


「渉先生が土曜日に彼女とデート中だったのを偶然発見しちゃって…」


「……恥ずかしいな」


だから舞って何様なの。


無表情な彼をここまで虜にするなんて。


そんな美人だった?


「相……ののか先生、そのことは誰にも言わないでいただけますか?」


“相川”って呼ぼうとした?


それぐらい動揺してんの?


「はい、もちろん」


嘘だけどね。



私がどれだけ好きか教えてあげますよ。



まずは“舞”という女を見つけることから始まる。



見てなさいよ。


          ののかside 終




< 113 / 423 >

この作品をシェア

pagetop