マンガみたいな事が起きました。*続*

それがわかったのは、
仙崎家に入ったとき。


籍を入れた次の日に来たときはいなかった人がいる。


派手な服装に赤髪のツンツンにワックスをつけて固めた髪型。

ピアスの数は見える分には6個ほど。

この人が渉の弟で、
お母様とお父様の息子さん。


全く構図が理解できないような容姿をしていた。


「あけましておめでとうございます」


「舞ちゃぁぁんっ、元気だったかい?
渉に苛められてないかい?
きっと毎日大変だろ?
うーんっなんて可愛い「あなた」


リビングに行ったら、
お父様に抱きつかれ抵抗できずにいた。


「舞ちゃんが困ってます。
渉だっていい気はしないでしょうに」


「知らない、そんなのっ!」


美男美女のお二人様が喧嘩?をしています。
どうやっても、何してても絵になってるなぁ…なんて。





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