マンガみたいな事が起きました。*続*
舞side
渉からいきなり抱き締められて……
それもタオルしか腰につけてないほぼ裸の状態で。
渉に言った不安より寂しさは、
あたしの本音。
ののかさんにバレてしまうのはたしかに誤算だった。
でも、それから渉が冷たくて。
あたしはたった1日でも、
心細くて仕方なかったんだ。
「……ンッ…」
キスって恥ずかしい。
でも、こんなに安心させる力があったんだね。
知らなかった。
「相川のこと、後で話し合おうな。
ちゃんと解決しよ。それから……」
「渉!!」
耳元で囁かれた言葉はすごく破廉恥で、
でもこうやってすぐに戻れて良かったとホッとした自分もいた。
舞side 終