マンガみたいな事が起きました。*続*
舞side
「東雲、俺部活だから行くな?」
「うん、頑張って!!」
高校3年、最後の試合が再来週にあるらしい裕貴くんは例のようにカップルっぽい雰囲気を持たせたまま部活に行った。
「あ、忘れ物」
と思ったら戻ってきた。
「え?」
────これはいくら何でもやりすぎだよ。
「きゃぁ、舞ちゃんって裕貴くんと付き合ってんの!?」
「今のってほっぺにちゅーだよね?」
「いつからいつから?」
ほらほら!
あたし、ののかさんの所に行くのに!
行きたいわけじゃないけど
行かないと大変なことが起きるから。
「さつき、大雅、ばいばーい!」
取り巻きを払って2人にバイバイして
ののかさんの待つ学習室1へ。