マンガみたいな事が起きました。*続*
何があっても負けないもん。
渉と約束したんだ。
──「もし、相川に何か言われたら後で全部話すことにしよう」
──「わかった。
でも……怖くなったらどうすればいい?」
──渉はケータイを持って言った。
「話は録音すること。困ったら電話しろよ?ってか、話すときに通話中にしとけ」
──「うん。渉、大好き」
──「俺も、舞だけ…」
うっ、これ以上思い出すと恥ずかしさで死んじゃうからやめよう。
あたしはケータイを通話中にして、
学習室のドアをロックした。