マンガみたいな事が起きました。*続*
2日目
舞side
起きたのは午前9時すぎで
ホテルの朝食時間を余裕に超していた。
「おはよ」
チュッと派手なリップ音をあたしのおでこに鳴らし、きらきらの笑顔で挨拶された。
「おはよ…、渉」
腕枕されてることに気付き、
少し照れながらも渉と向き合う。
まだ渉も服を着ていないようで、
少しでも動けばあたってしまいそうだ。
「身体、平気?」
心配そうに見つめられ、
そう言われれば気怠く感じる。
「腰痛かったりしない?」
「え……、うん」
「昨日の夜、激しくしすぎたから具合悪かったらって思ったけど。
何でもないなら良かった」
“昨日の夜”
あれは酔っていた。
お酒じゃなくて雰囲気に。
だから大胆なこともできたんだ。
普段なら言わないもん。
絶対あんなこと言わないもん!!