マンガみたいな事が起きました。*続*

「残念でした」

陽気でかつ深みを持った声の主は
そのままあたしを後ろへ押し倒した。


「あ、のっ……」


距離が近いっ!!
鼻と鼻がくっつきそう。


「逃げんな」


「す、すみま……っっ」


最後まで言えなかったのは
渉に唇を塞がれたから。


次第に抵抗していた手も力なく落ち、
あたしは甘い口付けの虜になっていく。







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