マンガみたいな事が起きました。*続*
解れていく身体に渉は丹念に唇を落としていく。
昨日よりも丁寧に、優しく。
「そこは……っ、あ……やだぁ……」
昨日ならそんな声を上げたら
“嫌ならしない”
なんて意地悪言っていたけど今日は違う。
“嫌とイヤ”をちゃんとわかって
優しくしてくれる。
どちらも好きだけど、
優しい渉には身体が弱い。
あたしまで素直に反応しちゃうんだ。
声を抑えようとも隠そうともしないで、
ただただ本能のままに……。
「声、甘い…」
合間には忘れずに唇を重ねてくれる。
「渉のせいだ……もんっ…」
渉がいけないんだ。
でもそれを受け入れてるあたしはもっといけないかも。