マンガみたいな事が起きました。*続*


「こっちもいい?」


つつーっとなぞられ身体が弾む。

何が何だかわからないよぉ……。


考えられなくなった頭で
渉に頷いてあたしは更に甘い波に襲われる。


舌の動きがキシキシと身体を甘く揺する。


指で触れられるより溶けそうになるのは、どうしてだろうか。


「渉、あ、やばい……っ」


波紋が広がり身体が浮く感覚に陥った。


意識が戻ってはまた浮いて……


なぜか涙まで流れてしまう。

それに気づいて申し訳なさそうに
指で拭ってくれる。




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