マンガみたいな事が起きました。*続*
「もう寝よう。
体力より精神的に疲れた…」
「明日から練習だもんね」
「あぁ……」
あたしたちは浮かない顔をしたまま横になった。
渉の左腕を枕にして、
あたしはぴっとりとくっつく。
「俺はともかく、舞の白雪姫は楽しみにしてるからな。
じゃ、おやすみ」
「え……あ、はい」
サイドにある電気を消して
あたしたちは夢の国へと旅立った。
夢の中であたしは白雪姫になって、
虹色毒リンゴを食べずに王子様に渡した夢を見た。