マンガみたいな事が起きました。*続*
「わ、渉!?」
「何?」
「だ、だめだよ?
今日は大晦日だよ?」
「だから?」
「えっと……」
たじたじになるあたしに、
即答する渉。
今年が終わるまであと25分
たとえ新年になっても
この危機的状況は変わらないのでは?
「……っ」
そんなことを頭の中で考えていたら、
渉の手で髪を左側に寄せられそのまま右側に唇を落とされた。
チクッとする痛み。
マーキングされてる証拠。
それを知らなくてこの前、えらい目に会った。