マンガみたいな事が起きました。*続*
───あの日
舞ちゃんからはこう言われた。
「それで、さつきは大雅としたいの?
気持ちが大事だよ?
どんなに時が経っても恥ずかしいとか思うかもしれない。
大雅は優しいから待つと思う。
でも、大事なのは大雅とどうなりたいのかだと思う。
あたしは、たしかに恥ずかしかったし怖かった。でもね、渉と繋がりたいって想いが倍あったんだ。
さつきもそういう気持ち?
それとも急いでるだけ?
ちゃんと自分の気持ちと向き合うべきだよ。
そして大雅と話をしなきゃ!!
大雅が求めてるのは身体じゃなくて、
好きって想ってくれることだと思うよ」
舞ちゃんに言われて気付いた。
たぶん焦ってたんだ。
そんなことまだ早い、
私たちはありえない、
そう思ってたから大雅の行動に驚いて、それで自分を見失ったのかも。
「舞ちゃん、ありがとー♡」
にっこり微笑む舞ちゃんは、
最近すごく綺麗になった。
先生のおかげだね。