マンガみたいな事が起きました。*続*
「んー、後はこれをトッピングしてー……」
“きっと一緒に料理でもしたら、
気が軽くなるって!!”
舞ちゃんに言われて半信半疑だったけど
たしかにそうかも。
「「できたー♪」」
うんっ、美味しそう。
「待ってね、皿出すから……って、
ありがと…」
食器棚の上にある皿を取ってくれていたらしい。
大雅は身長が高いから。
「いただきます」
大雅の反応が気になる。
絶対美味しいって自信あるけど、
やっぱり感想ほしいし。
「ちょー美味い!!
俺らパティシエになれる」
「ほんと?
それは無理だけど……楽しかったね」
目をキラキラさせて料理してるところとか、皿をさり気なく準備してくれたり、
こうやって美味しく食べてくれる。
私は、大雅が大好き。
優しさいっぱいの大雅といると
心地がいいの。
私も大雅に返したくなる。