マンガみたいな事が起きました。*続*
「せっかくのプレゼントなんで……///」
照れながら答える渉に
女子たちは発狂。
「せんせー、それって彼女からの~?」
男子が質問すると、
さっきまで
“きゃー”
“可愛い~♡”
“照れてるっ、照れてる”
なんて言ってたのに……
うわ、般若顔だよっ
「彼女……、照れますね」
あーぁ、泣いてる子いるよ?
休み時間、質問と抗議でいっぱいだよ?
「みなさーん、ネクタイよりも……」
「ネクタイより大事なことはないですよっ!!!!」
泣きながら訴える女子に、
渉は少し引き気味。
でも、そんなのに負けないくらい
教師で王子様の渉は術を持っている。
「こら、シッ……」
人差し指を自分の唇に当てて
「わかった?」
上目遣い。
それでも黙らない泣き出した女子に
最終奥義の
「シッ…、静かにしてね?
俺の話を聞いてほしいなぁ」
さっき唇に当てた人差し指を
女子の唇に……
あ、静かになった。